●依頼する前に考えよう
□家の計画をするときには、当たり前ですが 具体的な項目から整理しましょう
1)予算の設定をしましょう
■金利の低い時代ですから、借りた方が得と言う考えもありますが、現金で支払える金額を多くして
借入金を減らしておいたほうが安心と言う考え方もあります。
■御自分の借りられる金額(担保)で考えるより、返済できる金額(収入)での設定をおすすめします。
■用意(準備)できる予算額によって、住まい方や、新築・改築・改修・増築等を選択することにな
りますが、予算に合わせて比較検討出来て、選択出来る事が大切だと思っています。
2)何処にどのように住まうのか考えよう。
■ 土地は決まっていますか?
住む場所を選択出来る事は、ある意味素晴らしいことです。昔の方は土地の呼び名でその土地の
特徴を伝えていました。地盤の良し悪しで建物の構造的なコストも変わります。土地選びは来歴
などにも気をつけながらしましょう。
土地に必要なものは、道路(接道)・インフラ(水道、電気、場所により下水又は排水路)です
確認しましょう。
■ 土地の選定は既に決まっています。
土地の形状や、起伏、既存の建物の有無。土地のもっている条件を確認しておきましょう。
■ 借地に建てる(昔からありましたけど、これからは結構多いかも・・)
定期借地権なんていうのも在りますが、所有者との交渉で可能かも。
■ 中古の土地付建物又はマンションを購入して、改修する。
建物の建築条件(年代、構造、施工者、設計者、確認申請書、検査済書)が分かるもので
あれば、改修可能。
■ 今住んでいる建物を改築又は改修・増築して住む。
3)土地(敷地)のもっている条件を確認しよう。
■ 土地(敷地)は道路に2m以上接していますか?接していないところには基本的に建築物を建
てる事が出来ません。
■ 土地(敷地)に接する道路(前面道路)の巾は4m以上ありますか?無い場合は道路の中心
より2m下がったところが敷地境界線となり道路に提供した上、敷地面積より差し引かれます。
■ 敷地の地盤 ただ見ただけでは分からないのが、地盤の強度です。地盤の強度の良し悪しは
建物の基礎の値段に跳ね返ります。悪い地盤(軟らかい地盤)では基礎の値段が高くなります。
これは建物が軟らかい地盤に沈み込まないように工夫をするためです。造成地なら盛土部分
よりも切土の土地の方が地盤がよいとか、田圃を埋め立てた土地は地盤がよくないとか言いま
すが、そのとおりで簡単に言えば地質が硬いか軟らかいかということです。
■ 建蔽率(けんぺいりつ)の確認をしましょう。
敷地に対してどれだけの面積建てられるかという割合です。
(建築面積÷敷地面積) 30%~80%
■ 容積率(ようせきりつ)の確認をしましょう。
敷地に対してどれだけの床面積をつくれるかという割合です。
(延べ床面積÷敷地面積) 50%~400%
■ 高さ制限:道路斜線制限、隣地斜線制限、北側斜線制限、絶対高さ等建物の高さの制限
されている土地があります。
■ 日影規制:北側の建物の日照を確保するための規制です。
以上の条件を事前に調べることで土地に対してどのくらいの大きさの建物が建築可能かが分か
ります。また、土地の購入時には最低調べておきたい条件でもあります。
4)住まいで何をしたいか考えよう。
■ どういう生活をしたいのか、どのようなスペースが欲しいのか?考えましょう。
具体的なイメージがまとまっていなくても心配ありません。
打合せの中で話し合っていくうちに、整理できたり、イメージできたりしてきます。
一人一人生活が違うように、住まい方も違うものです。
同じ形に中に押し込められるものではありません。
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