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M&K建築事務所有限会社は建築物の設計監理を専門とする一級建築士事務所です。

TEL. 055-279-3117

〒400-0118 山梨県甲斐市竜王1743

   

●主人公はあなた
 

                                                  
1)売るためのコマーシャルを見て 

テレビ、新聞、雑誌、の広告ご覧になれば、どの会社の住宅も性能や設備・価格・デザインを 
うたい、華やかで住みたい気持ちにさせられます。
でもそれはコマーシャルですから、売るために消費者の心を捉える工夫が盛り込まれていて当たり前なのです。

・本当に住み手のことを考えた住いが提供されているのでしょうか?
・シックハウスや欠陥住宅と言われる質の悪い住宅がどんどん出来ているとしか思えません。
・提供される一方的な情報の真偽、それを確かめるすべはないのでしょうか?

 その答えは、住いの主人公である「あなた」が握っているのです。



2)あなたは、家を買おうとしていませんか?

ほとんどの製品は、製造者(メーカー)から品物として提供され、選んで買うようになっています。 
自動車、家電製品、等々ほとんどがそうです。
ですから家も同じように選んで買う「モノ」になっても仕方ないのかもしれません。

選ぶ「家」の中に、あなたの本当に欲しいものがあれば幸いですが、あなたの生き方や、住まい 方、
ご家族の嗜好、住まおうとしている地域に景観に環境等に合うものを選べますか? 
何処に建つのであっても、決められた(同じ)仕様で、違う部分はオプションとなってる。
選ぶだけで、満足できますか?・・否!

・車のような道具とは違うはずなのに・・・・・選ぶしことしか出来ない。
・選んだ家に合わせた生活をする。・・・・選ぶしかないのか。
・欲しいものを作り出せないのか?

 その答えも、住いの主人公である「あなた」が握っているのです。



3)あなたが、家づくりの主人公です

よく考えて見てください。
家以外の製品はつくる過程に参加したり、つくられる過程を見たりは出来ませんが、家づくりはそれができるのです。
一生に一度あるか無いかの機会を、人任せにすると、計画・設計段階も十分な打合せも無く、建物の出来上がる段階も
見ないで、第三者のチェックもないうちに出来上がってしまいます。
(見えなくなってしまう所が沢山あるのにどうなっているか解らずに)完成の検査に立ち会って仕上の表面的な
出来栄えのみを見て満足して、引渡しを受けてしまい。住まい始めるという、愚行を犯さ無いようにしたいものです。
(安全な材料が使われ、防火や耐震性は本当に大丈夫なのか、問題は起こらないか・・・・)

・家づくりは、あなた方がプロジェクトマネージャーとして、全権を握り
 内容を掌握しながら参加出来る唯一の事業です。
・あなたは主人公となって、家族を家づくりプロジェクトに参加させ、
 この大いなる企画を成功に導くライフプランを立ててみては如何で
 しょう。しかも出来上がってからは、所有して税金を払いながら、
 維持管理も続けなくてはなりませ。
 また、次の世代に継承していくことも考えなければなりません。


4)キーワードは、わくわく どきどき。

わくわく どきどき しながら、参加してつくる家づくりをお勧めします。
つくり方は多様です。どのような形で参加するかは、
プロジェクトマネージャーで主人公であるあなたがストーリーを考えてこうしたいと言って頂いても構いませんし、
いくつかのイメージだけで、シナリオを依頼しても構わないわけです。参加の仕方も自由です。

<計画(設計)への参加>

その1:話し合い家族型
   部屋一つを考えるにしても、自分達の価値観や暮らし方を真剣に考えて、意見を交換する。
   一人一人の夢や希望をかなえる為には、妥協やルール作り(共通の決め事)、共有や協力が必要になります。 
   コミュニケーションを通してお互いを尊重しながら、自己主張をして家族の意見をまとめるタイプ。
   (これは、社会生活の中でルールを守りながら自由を獲得していく行為と同じです。)・・・すごすぎるかな?!

その2:イメージ家族型
   家族のイメージはこんな風ですと言って、設計者に具体的なイメージ作りを任せて、
   出てきたイメージをリファインしていきながら楽しむタイプ。

<施工への参加>

その1:素人が参加できる家づくり。
   プロでないと心配なところは任せて、多少見栄えは良くなくても、
   自分達の手で作り上げたことを、記憶と記録に残したい。
   と言った家づくりへの参加タイプ。

その2:素人でもやってみたい家づくり。
   工務店や大工さんに一括して請負契約して頼んでしまいますが、
   それを分解して各工事種別毎に分離発注して、家づくりの仕組み
   までを体験する家づくりへの参加タイプ。
   ・・・・これもかなりヘビーですね。

ちょっと例が、極端であると感じるかもしれないけれど、関わり濃ければ 思い出も濃くなり、
その体験が別なことに役立つようになります。

でも実際に参加している方も多くなってきていますよ。ホント!



5)勉強会に参加する

家づくりへの参加を、本番一発勝負で決めるのは、かなり不安があります。
事前に疑似体験や疑問質問に答えてくれる所があればと、思う方が大半ではないかと思います。
そうでないと、ドキドキばかりで、ワクワクしないと心配される方が多いと思います。 
そこで、ホームページ上で家づくりに関する事を項目別に記載して学習コーナーのようなものを作っています。
参考にしてみて下さい。 材料に関することや施工中の見学会・完成見学会の情報も発信しています。

6)
ワークショップに参加する。

実際にやっている内容を見学する、家づくりワークショップです。
建設中の現場で、見えなくなってしまう骨組みや基礎の事を専門家に説明してもらい、
家づくりにとって大切なことを一つずつでも学んで行こうと言う内容です。(構造見学会)

施工に参加してみて、素人に何が出来るか、あるいは完成後のメンテナンスはどうやるかなどを
考えたり学んだりしようと言う試みです。


7)自分なりの答えを見つけ出す。

勉強していく中で、疑問質問をぶつけて、答えが返ってきても、あなたが見つけている答えは返ってきません。
一般解がわかるだけです。
自分やご家族のことを考えて、理解することで初めて、自分達の価
値観やライフスタイルというものが見えてきて、
あなた方に合った特殊解が見つかるのだと思います。
その特殊解は、家探しでは見つからないでしょう、家づくりに参加することで見つけられるあなたにとっての答えです。
皆さん一人一人、家族ごとに価値観やライフスタイル(住まい方)は違うのです。
ですから、版で押した様な同じ間取りの同じ形の家に住まうということは、ご自分達のことを無視して家にあわせて住んでいることなのです。
事実、売り手〔または供給者〕の経済的価値観に合わせて住まわされているのです。
ちょっと極端な言い回しですが・・・自分なりの答えを見つけ出せれば、住いは自ずとその答えに合ったものになるはずです。


8)誰と共同して造り上げるか。

主人公であるあなた方の夢や希望を、具現化するためには、誰と共同するかで結果はまた随分違ってきます。
設計事務所はそのお手伝いをするところです。
専門的な知識と知恵と経験をあなた方のために使い、設計の元となる要望をあなたとの共同作業で創り上げ設計図を完成させます。
施工に当ってはあなた方の代理として働き、施工者の選定のお手伝いをしたり、施工者に要望を伝えたり、設計図どおり出来ている
か確認したり検査したりして完成までを監理します。
共同作業の中で最も大切な部分は、あなたの要望(夢や希望)を具体的にまとめる作業です。それは、整理して優先順位をつけたり、
漠然としたイメージを具体的な形にまとめる事です。


9)"住まい"を作るために必要なものは、『設計図』なのです。

あなたの漠然とした要望(夢や希望)を具体的な形にまとめることは設計図を作成することです。
設計図は全ての元です。線と言葉と寸法に翻訳された要望が記されています。


別の言い方をしますと、あなたの要望を正確に施工者に伝える為には設計図という翻訳された図面が必要な訳です。

正確に書かれた設計図は、作る場合は勿論ですが、施工者を選び出す基準でもあるわけです。
同じ仕様のもであっても、施工者の購買ルートの違いや施工手間の考え方の違い、また、経費割合により値段は異なるものだからです。


10)ブラックボックスの無いガラス張りの計画。

正確に必要なことの書かれた図面からは、工事項目別に分けられた見積書の作成が可能になります。
仕様と数量(人工)と単価が明示され、ブラックボックスの無い解り易い見積書が出来ます。
比較したり検討したり変更したりする場合に、ユーザーにも理解しやすくなります。
このことは、モノ作りが技量の差によって値段が違う事の大切さを知らしめてもくれます。

 


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