子供はペット?
子供はペット?
    子供はペット
 
私達にとって平和で豊かな社会を次の世代に引き継ぐ努力をすることと、次世代を育むことは人としての務めであるかと考えます。そして大勢いる次世代の最も身近にいるのが自分の子供であります。しかし「社会の一員として育てる」ことを見失ってしまい、結果としてペットを育てるように育ててしまうことにより不登校、引き籠もり、はては家族を殺してしまうといった現象が増加しているものと思われます。
 
こどもは育てた通りに育つのです
 
 なぜペット扱いの子育てが増えたのかと考えますと前述の意識の欠如と物質的に豊になり、便利な家事製品が普及し、子供の手伝いが無くても家事は回り、且つ少子化で一人の子供にお金と手数が掛けられるようになったという時代の変化もあると思われます。
 子供をペットのように育てると、本人がしなければならないことまで回りがしてしまうことから自分では出来ないことが多くなり当然他人と一緒に行動することが苦痛となり、逃避するようになります。これが不登校、引き籠もりであったり社会に参加できないニートです。
 ペット化された人は自分が家族や他のために何かする役目が無いため、本人からすると自分の存在意義が見いだせなくなるのです。 
 しつけは「つ」のつく間、即ち九つまでが大切と言われています。成人する将来を見つめながら偏差値を上げる知育だけでなく、他人と付き合いながら人として生きていくのに必要な徳育としつけを忘れないようにしなければならないと思います。
 親だけが悪いわけではありません。親は何をするのも初心者ですから経験者の祖父母の役割が重要に成って参ります。何か物申すと嫌がられるから黙っているのではなく言い方に配慮しながら意見することが大切ではないでしょうか


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