ティレル博物館と州立恐竜公園について書く前に是非 触れておきたいのは日本人で
一杯のバンフで見られる恐竜の話です。 Clock Tower Village の自然史博物館
があるというのでいってみました。 Clock Tower Village は土産もの屋と本屋
それに日本食の食堂「四季」の入った雑居ビルです。
その建物の2階に目指す博物館があるということはTravellers Survival kit "Canada"
に書いてありましたが さて入り口はどこでしょう。あった あった。入り口に看板が。
日本でいえば繁華街の横町の雑居ビルの中のバーの入り口のような狭い階段
を登りきったところが博物館の入り口。エントランスホールもなく正面がい
きなり料金支払のカウンター。そして最初の展示が Bigg Foot。
これは伝説上のロッキーの雪山に住む背の高い原始人。雪男みたいなも
の。入り口がみすぼらしくて 展示が これでは お化け屋敷じゃないか。
と思いきや 結構まじめな恐竜の解説とともに 恐竜の下腿の骨が。
それに
バージェス頁岩の化石動物の詳細な解説が壁新聞のような形で。バージェス
の化石はすべて虫眼鏡の上から覗くようにできていました。残念なことに虫
眼鏡の角度が私よりも背の高い人が上から覗いた時にちょうどいいようになっ
ているうえに虫眼鏡の上に埃が一杯で結局化石を拝む事は出来ませんでした。
折角の展示を前に 踏み台を要求する知恵もなくすごすごと退散しました。
(バージェスの化石については早川書房「ワンダフル・ライフ バージェス
頁岩と生物進化の物語」に詳しい。角川書店Wonder X series 「このすばらし
き生きものたち」ーーワンダフル・ライフの奇妙奇天烈動物たちが生き返っ た
ーーにはそのダイジェストと最近の取材旅行の様子が書かれています。)
カスモサウルスの頭の骨。これは立派でした。頭のうしろのフリルの一部が
欠けている所が本物らしくて良かったです。また洞窟のような暗くて細い回
廊がありそこにはロッキーの山の成り立ちがよくわかる展示がありました。
ここの博物館の素晴らしさはすべての説明に英語、仏語に加え日本語が書き
込まれていて容易に理解できるところにあります。「この博物館は国や州の
公的財政援助を全く受けていないので運営が苦しい。寄付をお願いする。」
という文に共感を覚えました。
次はティレル博物館のあるドラムヘラーの町へ
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