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◆ シャックリ・しゃっくり・吃逆について
“ シャックリの選択の仕方”
◆漢方ではしゃっくりを吃逆という。吃逆にも陰陽虚実があって、治方は一様ではないが、次の3つに分類できる。
◆食毒が胃腸に停滞してくるもの。
◆気の上逆によるもの。
◆熱性あるいは寒性の水毒によるもの。 |
◆漢方薬は、陰陽虚実に因って処方を選択する
◆ しゃっくり
橘皮竹茹湯(きっぴちくじょとう)
半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
柿蔕湯(していとう)
@柿蔕湯:「解説」(済生方)
シャックリに最もよく使う、胃腸の冷えきった食欲のない人や、食欲は有っても、体力の無い人、手術後などに、シャックリの止まらない者に用いる。有持桂里は、「此の方は通例の薬を用いても治せぬとき用うるなり。又ここに柿蔕(柿のへた)丁香(ちょうじ)とくみ合わせて、今これを用うるに柿蔕に、丁字加えてもよくきくものなり。又俗方に柿蔕と氷糖をいっしょに煎じて用うる方あり。是もよきものなり、症状に対して選択する。
柿蔕湯:「構成」
柿蔕(してい):丁香(ちょうこう):生姜(しょうきょう): |
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A橘皮竹茹湯:「解説」(金匱要略)
古典を紐解くと、シャックリに、橘皮竹茹湯と橘皮湯が有る、嘔き気と一緒にシャックリを発し、手足共に冷えやすくなる者、此の場合、但嘔き気のみありて、物を吐かざる者に橘皮湯を、シャックリする度に息つまりて暫くは息つけざる者は橘皮竹茹湯とある、又柿蔕を加えたりする、
「吃逆」に甘きものが良い場合と、苦味が良い場合が有る、
金匱要略の嘔吐、えつ、下痢病篇にしゃっくりのものは、橘皮竹茹湯之を主る、と書いてある、やや実証の体質に、症状に対して選択する。
橘皮竹茹湯:「構成」
橘皮(きっぴ):竹茹(ちくじょ):大棗(たいそう):生姜(しょうきょう):甘草(かんぞう):人参(にんじん):
橘皮湯:「構成」
橘皮(きっぴ):生姜(しょうきょう): |
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B半夏瀉心湯:「解説」(金匱要略)
シャックリで心下(みぞおちの下)が痞えるものに用いられる。飲み過ぎ、食べ過ぎ、食中毒後の頑固なしゃっくりの陽実証に、症状に対して選択する。
半夏瀉心湯:「構成」
半夏(はんげ):黄今(おうごん): 人参(にんじん): 甘草(かんぞう): 大棗(たいそう): 乾姜(かんきょう): 黄連(おうれん): |
参考になる処方名
●柿蔕湯 ●橘皮竹茹湯 ●調胃承気湯 ●呉茱萸湯
●生姜甘草湯 ●半夏瀉心湯 ●生姜瀉心湯
●小半夏加茯苓湯 ●小承気湯
・・・・上記の処方は、参考漢方処方です ・・・・
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