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経絡の塞がりを開く
麝香
高貴薬
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◆生薬の解説

◆ 麝香
◆麝香は,オスの麝香鹿の腺分泌物を乾燥させたもので,その気味は辛温です.東洋最古の薬物書「神農本草経」では,上薬(命を養う)に類別されています。

◆
一説には冥土にいった人間の魂をよびもどすほどの漢方である。◆
 
芳香開竅薬
麝香
◆漢方では,<気血>は生命活動に不可欠なエネルギーとしており,その通り道を「経絡」と呼んでいます。麝香には,この経絡のふさがりを開き,生体の恒常性を保つ,重要な働きがあります。


 ◆ 麝香には、こんな働きがあります。
応用 働き 症状
中枢神経興奮 → 中枢神経の働きを高める → 気つけ,物忘れ,ふらつき
強心
→ 心臓の働きを良くする → 気つけ,どうき,むくみ
呼吸興奮
→ 呼吸機能を助ける → 気つけ,息切れ
抗トロンビン
血小板凝集抑制
→ 血液の粘土を下げ,
血をかたまりにくくする
→ のぼせ,手足の冷え
血圧降下 → 血圧を安定する → 肩こり,頭痛,のぼせ
抗炎症 → 炎症を抑える → 腫れ,痛み
男性ホルモン → 男性ホルモンを活発化する → 元気,意欲がない
抗ヒスタミン
→ アレルギー反応を抑える → くしゃみ,かゆみ
鎮静 → 神経を和らげる → イライラ,不眠


◆ NHKの番組「地球に乾杯」のチベットの医療のなかで、
脳梗塞を起こした患者さんが
麝香の入浴剤で入浴しているのが放映されました、
貴重な生薬ですから日本ではそのような使い方は出来ませんが、
神経が麻痺したものに応用されると思われます、
先人の「経絡の塞がりを開き」は、この様な作用と思います。

◆我が国では、各医家の口訣として臓の中風は牛黄で助かるが、
腑に至った(病が進行した)中風は麝香しか救いようが無いと、
言い伝えられています。


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