TOPに戻る。
経絡の塞がりを開く
麝香
高貴薬
生薬の一覧に戻る

電話:055-222-7018


◆生薬の解説

麝香
麝香は,オスの麝香鹿の腺分泌物を乾燥させたもので,その気味は辛温です.東洋最古の薬物書「神農本草経」では,上薬(命を養う)に類別されています。

一説には冥土にいった人間の魂をよびもどすほどの漢方である。
 
芳香開竅薬
麝香
漢方では,<気血>は生命活動に不可欠なエネルギーとしており,その通り道を「経絡」と呼んでいます。麝香には,この経絡のふさがりを開き,生体の恒常性を保つ,重要な働きがあります。


  麝香には、こんな働きがあります。
応用 働き 症状
中枢神経興奮 中枢神経の働きを高める 気つけ,物忘れ,ふらつき
強心
心臓の働きを良くする 気つけ,どうき,むくみ
呼吸興奮
呼吸機能を助ける 気つけ,息切れ
抗トロンビン
血小板凝集抑制
血液の粘土を下げ,
血をかたまりにくくする
のぼせ,手足の冷え
血圧降下 血圧を安定する 肩こり,頭痛,のぼせ
抗炎症 炎症を抑える 腫れ,痛み
男性ホルモン 男性ホルモンを活発化する 元気,意欲がない
抗ヒスタミン
アレルギー反応を抑える くしゃみ,かゆみ
鎮静 神経を和らげる イライラ,不眠


 NHKの番組「地球に乾杯」のチベットの医療のなかで、
脳梗塞を起こした患者さんが
麝香の入浴剤で入浴しているのが放映されました、
貴重な生薬ですから日本ではそのような使い方は出来ませんが、
神経が麻痺したものに応用されると思われます、
先人の「経絡の塞がりを開き」は、この様な作用と思います。

我が国では、各医家の口訣としての中風は牛黄で助かるが、
に至った(病が進行した)中風は麝香しか救いようが無いと、
言い伝えられています。


生薬の一覧に戻る

坂本薬局のトップに戻る