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◆ 変形膝関節症
越婢加朮湯(えっぴかじゅっとう)
防已黄蓍湯(ぼういおうぎとう)
疎経活血湯(そうけいかっけつとう)
キュウ帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんかげん)
@越婢加朮湯:「解説」(傷寒論)
変形性膝関節症で、患部に熱感が有り、関節が痛む場合のやや急性症状に、症状に随って応用する、熱症状が強ければ、石膏、麻黄を増量し、熱感が少なければ石膏麻黄を減量し、疼痛に附子を加減する、附子剤は煎じ薬が良い。
越婢加朮湯:「構成」
麻黄(まおう): 石膏(せっこう):大棗(たいそう):甘草(かんぞう):桂枝(けいし):芍薬(しゃくやく):蒼朮(そうじゅつ):生姜(しょうきょう):附子(ぶし): |
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A防已黄蓍湯:「解説」(金匱要略)
防已黄蓍湯加減は水毒があって、虚症の肥満症に用いる、又、水太りでなくても足が冷え、汗をかきやすい人に用いる、疲れにくくなり、喜ばれること請け合いである。さら冷えからの腰痛、座骨神経痛などに頻用される、
痛みが強い状態には、麻黄を加減する。
防已黄蓍湯:「構成」
防已(ぼうい):黄耆(おうぎ): 朮(じゅつ):(しょうきょう):大棗(たいそう) :甘草(かんぞう):
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B疎経活血湯:「解説」(万病回春、通風)
膝関節炎、その他の関節炎、外傷(打撲、外科手術など)の後遺症など、お血(おけつ)、水毒、血行障害の痛みに応用する、本方は皮膚が浅黒く、細絡(血管が浮き出る)など体質に用いる、通常、シップ剤、風呂などで温めても痛みが良くならず、関節がこわばった者に良い。
疎経活血湯加減:「構成」
当帰(とうき):地黄(じおう):蒼朮(そうじゅつ):川窮(せんきゅう): 桃仁(とうにん): 茯苓(ぶくりょう):芍薬(しゃくやく): 牛膝(ごしつ):
威霊仙(いれいせん):防已(ぼうい): 羌活(きょうかつ): 防風(ぼうふう): 竜胆(りゅうたん): 生姜(しょうきょう): 陳皮(ちんぴ):
白止(びゃくし):甘草(かんぞう):木爪(もっか):木通(もくつう):黄柏(おおばく):ヨクイニン(鳩麦): |
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Cキュウ帰調血飲第一加減:「解説」(万病回春・一貫堂)
膝関節炎は男性にはあまり起こりませんが。やはり女性に多い症状です、骨盤臓器の血行障害と関連があり、外科的な手術、妊娠時に生じた静脈瘤の存在なども関係があります、排尿異常、膝関節水腫、お血(おけつ)、水毒、血行障害の痛みに応用する。
キュウ帰調血飲第一加減:「構成」
当帰(とうき): 川窮 (せんきゅう):白朮 (びゃくじゅつ):茯苓 (ぶくりょう):陳皮 (ちんぴ):烏薬 (うやく):香附子 (こうぶし):牡丹皮
(ぼたんぴ):益母草 (やくもそう):大棗 (たいそう:甘草(かんぞう):乾姜 (かんきょう):芍薬(しゃくやく): 桃仁 (とうにん):紅花
(こうか):桂枝(けいし):牛膝 (ごしつ):枳殻 (きこく):木香 (もっこう):延胡索 (えんごさく):
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◆ 膝関節症に対する漢方処方
◆膝関節症は、整形外科では水がたまれば注射針で抜き、関節にステロイドなど消炎剤を注入したりするが、副作用無く漢方薬もよいと思います。
<水を抜いても、またすぐたまってくる状態では>
●桂枝越脾湯またはそれに附子を加えて用います。
<水ぶくれの体質で汗のかきの人には、水をとり、痩せさせることが必要です、水太りで無くても足が冷え汗のかきやすい人>
●防已黄蓍湯加減を用います。
●桂枝越脾湯を服用していると、局所に水がたまらなくなってくるし、
●防已黄蓍湯は、全身、特に皮膚が弱く水っぽいのがしまってきます、また疲れにくくもなってきます。
<急性期をすぎてだいぶ骨が変形>
●桂枝越婢湯加附子を用います。
<その他骨の老化、免疫の低下、筋力の低下>補腎薬
●亀板、鹿茸、●クコ子、●鎖陽、●杜仲、●地黄の入った処方を用います。
◆ <膝の痛みは男性にはあまり起こりませんが。やはり女性に多い症状です、骨盤臓器の血行障害と関連があるようです。妊娠の時に生じた静脈瘤の存在も関係があります、又外傷の後遺症など、
●疎経活血湯加減・キュウ帰調血飲加減もよく応用します。 |
参考になる処方名
●疎経活血湯 ●防已黄蓍湯 ●五積散
●当帰四逆加呉茱萸生姜湯 ●桂姜棗草黄辛附湯 ●芍薬甘草湯
●キュウ帰調血飲第一加減 ●独活湯 ●雪蓮花
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