南アルプスの家−V(2世帯に改修 + 耐震・断熱改修)
築50年(移築後130年)の民家を改修して2世帯で住むという計画である。
■長男夫婦は甲府市内に住んでいた。子供誕生を機に
実家の敷地内に新築を考えいたところ、偶然お会
いして家の相談を受けたことから、住まい方につい
て考えていただいた。
■実家はお話を聞くと古民家だという、2世帯でも住
めそうなくらい大きい家で、奥さんは古民家が好き
だと言う、それなら改修して住むことも可能である
こと、耐震性・断熱性・利便性など改修することで
得られるが、古民家の古材は貴重であること、簡単
に得られない価値があることを説明させて頂いた。
■家族会議の結果改修することになって設計を依頼さ
れた。耐震補強の費用は補助が出るので活用して、
改修設計を行った。
玄関水回りを2世帯分作るとなると予算オーバーな
ので、共用で使っていただくようにお願いして、再
設計し予算内に収まることとなった。
■通り土間を玄関・ダイニングキッチンとして板の間
とし新設した間仕切りを耐震壁として基準をクリア
ーした。
屋根外壁はほぼそのままで、外断熱として外装材を
新規に設けた。
■果樹畑作業で出る枝を利用出来る様に薪ストーブを
設け冬のメイン熱源とした。ワークスペースや両親
の作業用玄関・土足利用トイレなどを設けて、
世代の違いを満足させる住まいにできたようだ。
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