JLB Collectionからの御挨拶






JLBCollectionを主催するリカ太郎と申します。宜しくお願いいたします。

このサイトでは、1960年代からの日本におけるアクション・ドールやファッション・ドールを中心に研究することを目的に開設いたしました。

2003年リニューアルを期に本来の目的を明確にしたサイトとして運営していく所存です。

コレクションと銘打っていますが、研究資料として集めたものなので、コレクションと言えるほど完全でもなければ、資料として完璧な程度を備えていないものも多々あります。
それに、集め方の問題か、バラエティに富んだ人形達が集まってしまい既存の書籍ではわからないものもあります。
謎の人形、謎のグッズが少なからずあり、これらを見ていると自分で調べるしかなく探求しようという気に私をさせます。

ただ、古い人形の資料は、メーカーでも完全な形では、残っていないのが現状のようです。

また、海外におけるコレクター本や研究資料に比べて日本の場合貧弱なものが殆どです。
というより私の疑問に答えてくれるものは皆無という表現が的確です。
その上、データ等は海外の資料をそのまま引き写したかのような内容が散見されます。
人形に興味を持ち始めた頃、海外のデータを見てどうも自分の遊んだ時代とズレがあると感じ海外と日本とでは別に検討すべきではないかと思うようになりました。

あくまで私が興味を持っている人形に限られますが、ここでは個別の問題より先に全体像を明らかにしたいと考えています。


初代リカちゃんに関しては、タカラという国内メーカーであり比較的資料に恵まれているのではないかと思い手始めにここ数年検討を加えてきましたが、思った以上に謎が多く、知り得たことを漫然と発表することは、謎が謎を呼び、誤解が誤解を生むという結果になりそうなので、間違いがないという範囲での発表にならざるを得ません。

それに、リカちゃんの発売時のプロジェクト、リカちゃん電話の思わぬ波紋等数多くの逸話があり、これらも整理しないと話と話が色々混ざり合って世間に流布されているという印象を私は受けます。そして、タカラには、リカちゃんの分類として5代目までの分類がありますが、それとの整合性をもった形での分類が望まれると私は考えます。
少なくとも初代・2代目リカちゃんは、海外メーカーの代表的人形を駆逐した歴史的価値のある人形だと思います。駆逐されたバービーのやり方をそのまま踏襲するのがベターな方法とは思えません。リカちゃんは、リカちゃんなのですから独自の相応しい分類が適用されるべきです。

さらに、リカちゃんの歴史を調べてみるとタカラの歴史の基本的部分だということがわかります。

タカラという会社が大きくなるにつれタカラ・グループを形成していき、その子会社からもリカちゃん関連グッズが沢山発売されています。タカラ製品だけでも膨大なものです。

調査といっても全てをフォローするだけの力は私になさそうです。何処まで出来るか皆目検討がつきませんが、疑問点についてマニアの皆様の御協力をお願いしたいと思います。