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◆ 口臭・口内炎・胃炎・歯槽膿漏
甘草瀉心湯(かんぞうしゃしんとう)
桂枝五物湯(けいしごもつとう)
柴胡湯(さいことう)
@甘草瀉心湯:「解説」(金匱要略)
胃腸の状態が悪く、口内炎、口臭を起こしやすいものに用いる。
胃腸の悪い人の口臭は大抵これが良い。
本方は熱の邪と水の邪が心下に痞えて、痞硬をきたし、上下に動揺を起こし嘔吐、腹中雷鳴、下痢、便の臭いがくさい、口臭、口内炎などに証に随って応用する。
甘草瀉心湯:「構成」
半夏(はんげ): 黄今(おうごん):人参(にんじん): 甘草(かんぞう): 大棗(たいそう): 乾姜(かんきょう): 黄連(おうれん): |
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A桂枝五物湯:「解説」(吉益東洞の経験方)
吉益東洞の経験方によるもので、口内炎、歯根炎、歯槽膿漏で口臭があるもの。
◆上記の病名が付かなくとも、口中が乾燥し、舌苔があり、便秘がちにて、口臭のある者は、この処方にて、腸・胃に潤いをつけると口臭がよくなる、この様な口臭に本方が良い。
桂枝五物湯:「構成」
桂枝(けいし):黄ごん(おうごん):地黄(じおう):茯苓(ぶくりょう):桔梗(ききょう):大黄(だいおう):芒硝(ぼうしょう): |
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B柴胡湯
口臭のある者は柴胡剤の適応が有ることが多い、柴胡剤の中から選択する。 |
◆歯磨きとして、茄子の黒焼
◆「なすの黒やき塩ハミガキ」は、なすの黒焼きと自然塩を配合した、歯と歯茎のための歯磨きです。自然塩が歯茎をキリッと引き締め、なすびの黒焼きが口臭を防ぎ、虫歯を予防します。毎食後と就寝前に適量を歯ブラシにつけて、歯牙および歯肉をていねいにマッサージしてください。 |
◆ 黄柏(キハダ)煎液のうがい
◆いかなる原因でも、このうがい薬を長期励行すると口中の炎症を去る効果がある。 |
☆漢方薬の選択は、下記の問診表にてご相談下さい。
参考になる処方名
●桂枝五物湯 ●甘草瀉心湯 ●半夏瀉心湯
●六君子湯 ●甘露飲 ●柴胡湯 ●清熱補気湯
●清熱補血湯
・・・・上記の処方は、参考漢方処方です・・・・ |
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