| 漢方ミニ資料館 □ 坂本薬局 所蔵 □ |
| 百 味 箪 笥 |
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| ▲幕末に使われた総桐百味箪笥 | ▲江戸に使われた柿百味箪笥 |
| 浅田宗伯翁の漢詩 |
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詩、書にも秀れ、漢方医であるとともに文人であり、思想家でもあった。その多彩な学殖により「栗園(宗伯)の前に栗園なく、栗園の後に栗園なし」と言われたほどの、漢方界の巨星である。 ![]() |
| いずくんぞ羶羯をもって冠裳に代えんや。 神世の遺風、國光を仰ぐ。 何れの日か他の鼾睡を驅り尽くして、 山青水緑無彊を見む。 |
| ◆この詩は宗伯先生四五十歳、幕末頃の作であろう、憂国の至情溢れて、自ら句をなしたるものである、けだし先生は人を醫するのみの庸醫にあらず。擧世歐化の潮流にあって、頑乎醫道を孤持せるの因は、単に治療的価値よりせるものではない。志士的公憤より東洋文化の純性を護持せるものであって、正に神世の遺風を持ち、國光を仰揚せるものというべきである。 |
| ◆宗伯は文化十二年(一八一五)信州筑摩郡栗林村(現在の松本市島立)に生まれた。幼名を直民、後に惟常と改めた。字を識此、号を栗園と称した。また薬室名は「誤らしむること勿れ」より採って、「勿誤薬室」と名づけている。祖父東斎、父済庵は医家として業を成した。宗伯は十五歳の頃より自ら志を立て、秘かに大望を抱くようになり、高遠藩の藩医中村仲棕の門に入った。中村門下に居ること一年余で京都に上り、中西深斎の塾に入り古方を学んだ。その傍ら、経書を猪飼敬所に、史学を頼山陽に学んでいる。京都に在って勉学すること四年、天保七年(一八三六)二十二歳の時、江戸に下り医業を開いた。安政二年(一八五五)幕府のお目見得医師となり、文久元年(一八六一)将軍家茂に謁見し、徴士の列に加えられた。 ◆慶応元年(一八六五)フランス公使レオン・ロッシュの難症を治し、医名は海外にまで響きわたった。翌慶応二年、法眼の位を授けられた。明治に入り、十二年宗伯六十五歳の時、明宮(のちの大正天皇)が生後間もなく全身痙攣をくり返し、危篤の状態に陥ったとき、宗伯の治療が効を奏し、日本の国体を救う大功労者となった。 ◆明治十四年には、漢方存続運動の結社、温知社の二代目社主となっている。明治二十七年三月十六日、満八十歳の多難、多彩、栄光に輝く一生を閉じた。 ![]() |
▲楠木の薬研 木製の珍しい薬研です。擦るときの摩擦熱などによる変質を嫌うデリケートな生薬に使われます。 ![]() ▲浅田宗伯の母を慈しむ漢詩 |
| 神農/李時珍 |
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◆52巻に及ぶ『本草綱目』には、1892種の薬、附方11916点が記されている。薬物は16部60類に分類して説明を加え、内容的にも豊富で分かりやすいものとなり、更に従来の文献の誤りを訂正している。万暦二十四年(1596年)に『本草綱目』が出版されてからは、貴重な文献とし世界の植物学などの発展に寄与した。 | |
| ▲神農画:山田介堂 | ▲李時珍の胸像 | ▲本草綱目 |
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| ▲西洋風の神農 | ▲猿の様な神農 | ▲神農像/ブロンズ製 |
| ◆神農は伝説の人物。「三皇」のひとりです、農業と医学の創始者と伝えられていて、古代の書物には医薬の始祖というような記載があります。「淮南子」修務訓に「神農は百種類もの草の効用や味、川や泉の水を味見して、避けるべき(毒)ものと役に立つもの(薬)とを人々に分かるように伝えたが、一日のうちに70もの毒に当たった。」とあり、神農の毒味と医薬の始まりについての伝説は、これが源となっています。 ◆今から約二千年前、漢の時代に「神農本草経」という神農の名を冠した薬物書が成立しました。これには植物を中心に動物・鉱物も加えて、約360種の薬が記載されています。この中には、病気のときだけでなく健康増進に役立つため、常用してよい上品120種、薬理作用の強い薬で、病気の重いときだけしか服用してはいけない下品120種、そしてその中間の中品120種、の三つに分類されています。 |
| 掛け看板 |
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◆鬼に金棒 「熊胆木香丸」の 木の看板/85x42cm ◆鬼の腹に「はらいたのくすりと書かれているように、熊胆(ゆうたん)も木香(もっこう)も健胃に用いられる。鬼は魔除けや厄除けの神様と云われ、現代でも色々な地方に鬼の伝説がたくさん有ります、これは漢方薬の効き方が鬼に金棒の意味でしょうか、なかなか愛嬌のある看板です、店内に飾ってあります。 熊胆については熊胆 鬼に金棒の様なききかたのすばらしい漢方薬です、 |
| 薬研 乳鉢 |
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| ▲鉄製の大型薬研 | ▲楠木の薬研 |
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| ▲乳鉢 大理石 | ▲乳鉢木製 |
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| ▲片手切り包丁 | ▲真鍮の乳鉢 |
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| ▲両手切りの薬研ー1 刃の上に重石を載せ、 両手で左右に揺らして薬草を刻む |
▲両手切りの薬研ー2 |
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| ▲鉄製の小さい薬研ー2 | ▲鉄製の小さい薬研 |
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| ▲87cmの鉄製の薬研 | ▲龍の形の薬研ー1 |
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| ▲龍の形の薬研ー2 | ▲鉄製の中型薬研ー1 |
| 漢方古医学書 |
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| ▲『勿誤薬室方函口訣』 | ▲『傷寒論』 | ▲『金匱要略』 |
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| ▲『蕉窓方意解(天)』 | ▲『蕉窓方意解(地)』 | ▲『金監外科』 |
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| ▲『神農本草経』 | ▲『神農古本草経』 | ▲『医療衆方規矩』 |
| 現代漢方医学書 |
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▼(近世漢方医学書集成) (全116巻) ![]() ◆近年に於いて古医学書が 写真製版に依って復刻され 漢方の勉学を志す者に 光明を与えている。 |
| 犀 角 |
![]() ◆犀角(サイカク)のある店には”才覚”のある店主がいるといわれるくらいのシンボル的存在である。 (ワイントン条約以前の物) ![]() ◆江戸時代・印籠などのストラップとして 使用去された、犀角。 |
◆鮫皮で粉末にして 1日2〜4g使用する。麻疹の解熱薬として顕著な効果がある。 ![]() |
▲昔の木の薬看板 心臓病薬とある、徳川家康の強精薬にて、麝香を含む |
| 沈 香 |
![]() ▲(左)1600g, (右)観音 376g |
![]() ▲沈香香合 (52g)
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| ◆沈香は漢方薬の処方では万能薬に属します。強壮、鎮静などの効果があります。沈香(お香)を焚くと気持ちが鎮まるのはこの効果の現れでしょう。 | ◆漢方薬の気剤として、又利水剤として使用されます、(インドネシア産) |
| 化学天秤 |
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| ◆今ではデジタルハカリによって1mgをは計れるが 昭和の初期はこのような量りによって計量していた。 |