HOME < 理事長ごあいさつ
ご挨拶 現代社会では、さまざまな自然災害が頻発し、人間社会の脆弱さが進んでいます。 予知できない自然の猛威は突然、人々に大きな被害を与え、社会不安の一因ともなっています。 「災害」に被災すると、大きな環境の変化に、人心の荒廃は深刻な状況にあり、改善の道すら 探るすべを失ってしまいます。 Earthは、被災者に寄り添い、アイデアを出し合いながら復興への道のりを支えてきました。 「被災地支援」「被災者と共に復興活動」を実践しながら 「災害」に備える平常時の「備災」も重要課題としています。 救援復興のプラットホーム実践のため日々活動に取り組んでおります。 活動にご理解とご協力をお願いいたします。 <経歴> ■寺に生まれ出家得度以来、社会との関わり、宗教的使命を求め活動する。 自坊にあって「開かれた寺院」をめざし、立本寺青年会を中心に若者による地域と寺院の関わりを 活動 の基本とする。「現代版寺子屋」として、さまざまな諸問題を学び視野を広げ、適時、市民社会 への問題提起を行う。 ■1995年1月阪神・淡路大震災発生。突き動かされるように神戸に向かった。 日常僧侶として、身近に人々の悲しみや苦しみに接し、社会と積極的に関わることに宗教者として自負 していた。「自分にもやるべきことがある」と、ニュースを見て飛び出した。 しかし肩書き、経験がまったく意味をなさない現実を前に、一時の同情や哀れみでは、まかなえない 実情を体験し、危機・災害に対応するためには、癒しと救いの手立て、による実践の必要性を痛感する。 その後、全国各地で頻発する自然災害被災地において、常に救済の理念を基に救援活動を展開する。 ■1996年、支援を有効に活かすために、市民参加型の「ボランティアネットワークEarth(アース)」を 創設し、広く社会に理解・支援を求めると、多くの善意に気付かされた。個人の力や参加できる時間・ 手間隙は限りがある。一人ひとりのやさしさをネットワーク化することにより 繋ぎ合わせ 現場のニーズに活かされる継続した支援を可能にすることができた。 賛同する好意の受け皿として有効に機能を果たす。 ■2000年6月、これからは災害時における救援活動のあり方や専門性が問われることを予期して、特定非 営利活動法人(NPO法人)格を取得する。この機会に専門的な危機管理学(千葉科学大学危機管理学部 サテライト講座)を受講、事前対策の重要性への認識を深める。 ■団体名を「災害危機管理システムEarth」へ変更する ■三宅島噴火災害・新潟中越沖地震災害・中越地震等、国内各地の被災地を支援した現場での経験を 活かし、市民社会への防災意識向上に向けたさまざまな市民講座、防災意識の啓発、 ワークショップ事業を展開。災害発生時に対しては独自の支援マニュアルを始動させ、救援活動に関する 事業を行い、平時では災害危機管理事業を展開し、防災・減災への具体的取り組みを行う。 ■東日本大震災では、災害当事国として、海外からの緊急支援組織を受け入れ、現地で「調整」する 機能を果たすことができた。
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