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楽譜表記の用語一覧

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楽譜に現れる演奏用語の一覧(得に断らない限り音楽用語はイタリア語)
用語 言語 意味/内容 参照記号一覧
abandnne
(仏)
自由に,制限無しに
a battuta
拍子どおりに,打拍にそって
abbadare
気をつけて
abbandonamente
没頭して
abbandono
気ままに
abbassamento,abb.
だんだん弱く,(声を)落として
Abbreviatur
(独)
略記法.@同音反復A音の交代(「眼鏡」)B音型と小節の反復”simile”または”segue”は同じやり方で奏き続けることを指示する(分散和音には”arpeggio”とも書く)C音高が変わる音型反復.音型は目的音まで同じやり方で継続されるDオクターヴの重複
@→No.1〜4 A→No.5〜7 B→No.8〜10 C→No.11 D→No.12〜13
a bene placito
任意に(テンポ)
Abstrich
(独)
下げ弓(→Bogenfuhrung)
a cappella
無伴奏の合唱
a capriccio
任意に(テンポ)
accarezzevole
愛撫するように,甘えるように
accelerando,accel.
次第に速く
Accent
(仏)
長前打音(→Vorschlag).@2度上行または下行するAAccent(アクサン)は他の記号と結びつくこともある。例”Accent und Mordent”,B”Accent und Trillo”など
@→No.14〜15A→No.16B→No.17〜18
Accentant,accentuato
アクセントをつけて
acceso
燃えて、火のように
Acciaccatura,acciaccato
「圧縮」.鋭く不協和な短前打音を伴う装飾法で,特にアルペジオに多い
No.19〜20
Accompagnato,Accomp.,Acc.
完全に作曲された伴奏を伴って
adagio,ado
おそく
adagissimo
極度におそく
addolorato
悲しみのこもった,悲しげな
a deux
(仏)
→a due
adiratamente
怒りをこめて,怒ったように
ad libitum,ad lib
(羅)
任意に,テンポと奏法を自由に;声と楽器の編成を自由に
a due,a 2
2つで.2管編成のオーケストラで1声部を2つの楽器で奏する;ユニゾン(→unisono)または和音を分割して→divisi
a due corde
→Verschiebung
ad una corda
→Verschiebung
aequal
(羅)
同じ.記譜どおり響く.オルガンの8フィート・ストップ
Aeuia,Aevia
Alleluiaの略記
affabile
快く,愛想よく.
affabilmente
優美に,やさしく,愛想よく.
affannato
心配して,あくせくして,息切れして.
affannosamente,affannoso
悲しげに,悩ましく,ものおもわしげに.
affettuoso,con affetto,affettuosamente
心を動かして,情緒的に,感情をこめて
affitto
悲しみのこもった,悩ましげな
affrettando
急いで,加速して
affrettato
より速く
agevolamente,agevole
軽く,楽な動きで
agevolezza
気楽さ,軽快なこと.
aggiustatamente
正確に,正しく(特にリズム)
aggradevole
快い,気持ちよい,耳ざわりのよい
agile,agilmente
活発に,敏捷に
agitato,agitatamente
興奮して,激しく
Akzent
(独)
アクセント(強勢)
Akzidentien
(独)
臨時記号,変位記号譜表冒頭の変位記号はその譜表全体に有効(調号による調の決定).小節内の臨時記号はその小節にのみ有効(変位記号).線譜表外の符頭にある臨時記号は拘束性をもたない.括弧内の臨時記号は念を入れるために使用される@シャープ:半音高めるAフラット:半音低めるBダブル・シャープ:2半音高めるCダブル・フラット:2半音低めるD本位記号(ナチュラル):1半音または2半音の変位を消去する
al,a la
〜まで
al fine
最後まで
alla,all'
〜風に
alla brecia,¢
倍のテンポの4/4拍子(2/2拍子).4分音符の代わりに2分音符が単位拍となる
alla francese
フランス風に
alla marcia
行進曲風に
alla pollacca
ポーランド風に,ポロネーズ風に
allargando,allarg.
次第におそく,次第に幅広く(たいていは同時により大きく)
alla russa
ロシア風に
alla scozzese
スコットランド風に
alla siciliana
シチリア風に,シチリアーノ(6/8)風に
alla turca
トルコ風に
alla zingarese
ジプシー風に
allegramente,con allegrezza
快活に,楽しく.
allegretto,alltto
少し速く,陽気に,→allegroより少しおそく.
allegro,allo
陽気に,楽しく,速く.
allentando
次第におそく
all'espagnola
スペイン風に(alla spagnolaも同じ)
all'ongaresse
ハンガリー風に
all'ottava,8v..
→ottava
all'unisono
→unisono
al segno
記号まで(反復)→segno,→da capo
alternativement,alternativo
(仏),(伊)
交互に.挿入部の後で舞曲や楽章部分を反復すること
altisonante
高らかに響かせて,大きく響かせて
altra volta
もう一度
alzamento,alzato,alz.
鍵盤上での手の交差で,片方の手がもう一方の手を越える
alzati
右ペダルを踏む →Pedal
amable,amabilmente
愛らしく
amarevole,amarissimamente,amaro
苦しい,悲痛な
a mezza voce
半分の声で
amorsamente,con amore,amoroso
愛らしい,愛情をこめて,優しく
ancora,ancora piu
もう一度,さらに多く
andante,and.
歩く速さで、穏やかに、少しおそく
andantino,andino
→andanteよりやや速く
angoscioso
苦しげに
anima,con anima
生気、生気をもって
animato,animando
生き生きと、活発に
animoso
勇ましく
Anschlag
(独)
→Dorppeschlag
aperto
明確な,ゆったりと明るく,はっきりした
a piacere
任意に,テンポと演奏を自由に→adlibitumと同義
appassionato
激情的に
appenato
悲しみのこもった,悲しんで,いたましげに
appoggiando
寄りかかって、つないで
appoggiato
寄りかかった、支えれた、保たれた(歌声)
appoggiatura
→Vorschlag
appuye
(仏)
強調して
a punto d'arco
弓先で
a quattro mani,a quatre mains
(伊),(仏)
4手で
arcato
弓で弾く
arco,col'arco,c.a.
弓で弾く(→Pizzicatoのあとで)
ardente
燃えるように,火のように
arditamente,ardito
大胆に、技巧的に
ardore,con ardore
白熱,白熱して
arioso
歌のように,抒情的に
armonioso
よく調和した
arpege,arpegement
,(仏)
→arpeggio
arpeggio
アルペッジョ.ハープで弾くように分散された和音.途切れたまたは一貫した波線でしめされる
No.21〜22
arpeggiando,arpeggiato,arp.
分散和音で.(→arpeggio)
arrache
(仏)
激しい→Pizzicato
assai
非常に
assez
(仏)
十分に
a tempo
(再び)もとのテンポで,拍子どおりに.
attacca
休みなく先へ(楽章の最後で),すぐつづけて.
attacca subito
すぐに先へ
au chevalet
(仏)
→sul ponticello
audace
大胆な
Aufloser,Auflosungszeichen
(独)
本位記号(ナチュラル).→Akzidentien
Aufstrich
(独)
上げ弓.(→Bogenfuhrung)
a vista,a prima vista
初見で
barre
(仏)
「ふさいだ」.ギターのようなフレット楽器で、すべての弦を横断して置いた指によって移動可能な駒をつくること.(→capotasto)
bassa ottava,8va bassa
(→ottava)
basso,b.
バス
basso continuo,b.c,B.c.
「継続的バス」,通奏低音
Bebung
(独)
適度に速い,僅かな音高の揺れ.特にクラヴィコードで表現を強めるために行われる(→tremolo)
ben,bene
良く
ben legato
良くつないで.(→legato)
bequem
(独)
気楽に,便利に
Betont
(独)
音勢を付けて
Betonung
(独)
強・弱,強勢・非強勢の記号
bis
2回.その個所を反復する(→Abbreviatur)
bizzarro
異様な,幻想的な,一風変った
bocca chiusa,a bocca chiusa
口を閉じて,ハミングで
Bogenfuhrung
運弓法.擦弦楽器で音を出し、アーティキュレーションを行う方法.主な動きは、「下げ弓」や「上げ弓」など
bouche
(仏)
弱音器を付けて(金管楽器),閉管で(オルガン)
bravura,con bravura
奔放に、華麗に
breath ,V
(英)
呼吸記号(breathing mark),息を吸う個所を示す(声楽特有)(管楽器にも使われることがある)。
brillante
輝かしく,華やかに
brio,con brio,birioso
活発に
burlando
おどけて
C
4/4拍子を示す半円
c.
→con
c.a.
col→acro(弓で)
Cdence
(仏)
ターン→Doppelschlag
Cadenza,Cad.
カデンツァ,即興の個所(→Fermate)
cadenzato
拍子に合わせて,リズミックに
calando,cal. >
テンポと強さを減少させて
calcando
→accel.
calmando,calmato
静かに
cantabile,cantando,cantante
歌うように
cantus firmus,c.f.
,,(羅)
「定旋律」.多声楽曲においてあらかじめ与えられた声部,主声部
capotasto
カポタスト:ギターのようなフレット楽器のための機械的変調装置(→barre)
capriccioso,capricc.
気紛れに、勝手に
carezzando,carezzevole
優しく、愛撫するように
c.b.
→col basso
c.d.
colla→destra(右手で)
cedez
(仏)
次第におそく
celere
速く
c.f.
→cantus firmus
chevalet,au
,(仏)
→sul ponticello
chiaramente,con chiarezza,chiaro
はっきり,明確に
chiuso
ストップして(ホルン)
Cluster
(英〉
クラスター,音の房.多声を演奏できるすべての楽器とオーケストラや合唱で可能;鍵盤では手または下膊で打つ
c.o.
col→ottava
col,coll,colla
→con
co arco,c.a.
→arco
col basso,c.b.
バスを伴って、コントラバスと一緒に
colla parte
主声部とともに.伴奏を主声部や独奏パートに合わせる
col legno
擦弦楽器の運弓法で、弓の「木部で」弦を打つ(c.l.battuto),または擦る
coll'ottava,c.o.
→ottava
come prima,come sopra
最初のように,上のように
come sta
書いてあるとおりに,つまり装飾を加えないで
comodo,commodo
気楽に,快適なテンポで
con,col,coll',colla,c.
〜を伴って
con affetto
表情をつけて,感情をこめて
con calore,caloroso
熱気をもって
concitato
興奮して
con delicatezza
繊細に
con duolo
悲歎にくれて
con emozione
感動して,感激して
con entusiasmo
熱心に
con fuoco
火のように
con furore
憤激して
con grazia
優美に
con gusto
良い趣味で,味わいをもって
con melancolia
憂うつに
con moto
動きをもって,速く
con lenzza
やさしく
con purezza
清らかに,純真に
con sentimento
感情的に,感情をこめて
con slancio
躍動して
con spirito
活気をもって
contano,cont.
休止の小説を「彼らは数える」:オーケストラの休止楽器
con tenerezza
やさしく,愛情をこめて
continuo,cont.
→basso continuo
corda vuota
開放弦
coule
(仏)
→Vorschlag,→Schleifer
crescendo,cresc.,<
音を次第に大きく
croisez
(仏)
両手を交差させる
c.s.
→sinistra(左手で)
cuivre
(仏)
金管楽器のように音を鳴り響かせて
cupo
深く,暗く
da capo,D.C.
頭から,最初からもう一度
da
…から,…より,…により。冠詞と結びついて,dal,dai,dalla,dalle,dallo,dagli,dallになる.
da capo al fine
最初から最後まで、または”fine”やフェルマータ(→Felmate)で指定された個所まで反復する.この区間内部の部分的反復は省略される.これを特にda capo senzarepetizioneと指示することもある
dal segno,Dal S.,D.S.
記号のところからくり返す→segno
Dampfer
(独)
→Pedal,→sordino
debile
弱く
D.C.
→da capo
deciso
(リズムを)断として,きっぱりと
decrescendo,decresc.,decr.,>
音を次第に弱く、小さく
dehors,en dehors
(仏)
外で,遠くからのように,浮き立たせて
delicatamente,delicato
繊細に,優しく
delicatezza,con
繊細さをもって
delirante
狂暴に,荒々しく
deliziosamente
楽しげに
delizioso
あまく,爽快な
demancher
(仏)
ポジションを変える(弦楽器),両手を交差させる(鍵盤)
detra,colla destra,c.d.
右手で.(→mano)
detache
(仏)
擦弦楽器の運弓法で、1音ごとに弓を変える
diluendo
消えるように
diminuendo,dimin.,dim.,>
音を次第に弱く、小さく
distinto
はっきりと
divisi,div.
ディヴィジ.和音の2重把弦でなく複数の弦楽器に分けること→a due
doglioso
悲しげな,いたましい
dolce
甘味に,柔らかく
dolcezza,con
甘味に
dolcissimo
非常に甘味に
dolente
嘆くように
doloroso,con dolore
苦しげに,苦悩をもって
Doppelkreuz
ダブルシャープ
Doppelschlag
ターン
No.23〜26
Doppelt-Cadence
トリル付きターン
No.27〜28
Doppelt-Cadebce mit Mordant
後打音を伴うトリル付きターン
No.29〜30
Doppeltriller
(独)
3度または6度間隔のトリル連鎖
Doppelvorschlag
(独)
複前打音(Anschlag port de voix double),音の異なる2音の前打音(→Vorschlag)
No.31
double
(仏)
→Doppelschlag
doucement
(仏)
優しく,柔らかく
douloureux
(仏)
悲しげに
drmmatico
劇的な,芝居がかりの
D.S.
→dal segno
due
→a due
due corde
2本の弦で.→Verschiebung
due volte
2回
dur
(独)
長音階,長調
duramente
硬く
durezza,con
硬さをもって.17世紀には、不協和音をもって
duster
(独)
陰気な,悲しい
eclatant
(仏)
輝くように,きらめくように
edel
(独)
高貴な,品格ある
effettuoso
効果的に
eigentlich
(独)
本来の,真の
elargissant
(仏)
次第に幅広く,かつおそく
elegante
優雅に,優美に,気高い
elegiaco
エレジー風な,哀歌的な
elevato,elevazione
高潔な,たかめられた,気品のある
emphatisch
(独)
力強く,表情多く
empresse
(仏)
急いで,せきこんで
en dehores
(仏)
→dehors
energico,con energia
力強い,精力的な
enfatico
勢いよい,きっぱりした,強調された
entschlossen
(独)
決定した
episch
(独)
叙事的の
erhaben
(独)
崇高な
ernst
(独)
真面目な
eroico,eroica
英雄的,雄々しい,力強く威厳をもって
espirando
消えるように
espressione,con,c. espr.,espress.
表情を付けて
espressivo,espr.,con espressione
表情豊かに
estinguendo
消え入るように
estito
消えた,ほとんど聴こえない
eteint
(仏)
→estinto
etouffe
(仏)
押し殺した.音をすぐに止める(ティンパニ,シンバルなどで、またハープでも)
Euouae,Evovae
”seculorum. amen”(「世々にいたるまで.アーメン」)の略記
f
→forte
facile,facilment
(仏),(伊)
簡単に,易しく
Falsett
(独)
頭声,裏声
Fantastico
幻想的な
fastoso
(独),(伊)
華麗に
Fermate,(corona)
停止記号.音符や休符を任意に延ばす.ダ・カーポ・アリアでは第一部の終止記号,独奏協奏曲ではソロ即興の場所(→Cadenza)
fermezza,con
しっかりと,確実に
fermo
しっかりと,確固たる
feroce
荒々しく,激しく
fervido
燃えるような,熱烈な
festivo
壮大に
festoso
たのしい
feurig
(独)
熱烈に
ff
→fortissimo
ffz
→forzatissimo
fiacco
疲れ果てて,ぐったりして
fiero,fieramente
激しく,荒々しく、尊大に
fine,al fine
終わり,終わりまで(da capo)
fin'al segno
記号まで(反復).→segno,→da capo
Flageolett
(独)
フラジョレット.弦楽器で人為的に節を作って倍音を出すこと(1:2,1:3などの分割点に軽く指を触れる)
No.32〜34
flatte,flattement
(仏)
→Mordent(17世紀),→Schleifer(18世紀)
flautando,flautato
フルートのように.擦弦楽器の運弓法で、指板の上または近くを弾く(偶数倍音の少ない柔らかな音が出る)
flebile
嘆くように
fluchtig
(独)
軽く
forte,f
強く,大きく
fortissimo,ff
非常に強く,非常に大きく
fortefortissimo,fff
できるだけ強く
fortepiano,fp
強くさしてすぐにまた弱く.1つの音や1つの和音につけられ、強さは前後関係できまる
forza,con
力をこめて
forzando,forzato,fz
強く,強勢をつけて(→fortepiano)
forzatissimo,ffz
非常に強く強調して(→fortzando)
funebre
(仏)
暗く,悲しく,埋葬に相応しく(例えば葬送行進曲)
fuoco,con
火のように
furioso
荒々しく,荒れ狂って
fuB,4',8',16',32'
(独),,,,
ストップの指示,フィート.オルガンの管長やチェンバロなどの弦長を指す.8'(「8フィート」)は記譜どおりに、4'はオクターブ高く、16'はオクターブ低く、32'は2オクターブ低く響く
Fz
→forzando
gaiement
陽気に
galante
華美な,堂々たる,勇敢な,雄々しい
garbato,con
優雅に,愛らしく
gaudente
喜ばしく,歓喜に酔って
gaudioso
喜ばしい,楽しい
gedackt
(独)
オルガンのストップの閉管.オクターブ低く響く
gefallig
(独)
愉快に
gelaufig
(独)
流暢な,熟練な
gemachlich
(独)
気楽に
gemendo
うめくように,苦しげに
Generalpause,G.P.
(独)
総休止,全楽器の長い休止(室内楽,管弦楽)
generoso
寛大な,ゆたかな
gentile
優しく
geschleift
(独)
滑らかに,→legato
geschmackvoll
(独)
趣味に満ちて
geschwind
(独)
急速な
gestopft
(独)
管楽器で弱音器を付けて
giocndo,giocoso
ふざけて,戯れるように
gioioso
楽しく
giulivo
楽しい,陽気な
giusto;tempo giusto
正しく,正しいテンポで
glissando,gliss.
グリッサンド.上行または下行する急速な音の滑走.白鍵または黒鍵,半音階のこともあり、音高が定まらない時もある.3度,6度,8度などのグリッサンドも存在する.(スライド奏法,トロンボーン奏法)
G.O.
→grand orgue
G.P.
→Generalpause
gracile
優美な,愛情こめて
gradatamente
段階的に
gradevole
快く
grand jeu
(仏)
→grand orgue
grand orgue,G.O.
(仏)
大オルガン,ハウプトヴェルク
grandezza,con,grandioso
大きさをもって
grave,con gravita
重く,おそく,荘重に
grazioso,con grazia
優美に
groppo,groppetto,gruppo
→Doppelschlag
groyyesco
グロデスクな,怪奇な,こっけいな,喜劇的な
guerriero
戦いの,戦争のような
gusto,con
良い趣味で,味わいをもって
Haltebogen
(独)
タイ.同じ高さの2音を結んで1つの音とする
harpeggio
→arpeggio
hart
(独)
硬い
Hauptstimme
(独)
主声部.(近代の)総譜で最も重要な声部を示す(→Nebenstmme)
Hauptrhythmus
(独)
主要リズム.(近代の)総譜で最も重要なリズムを示す
heftig
(独)
烈しく
il
定冠詞
immer
(独)
常に,絶えず
imperiosamente,imperioso
尊大に,威風堂々と,傲然と
impetuoso,con impeto
激しく,激情的に
incalzando
急迫して,加速して
indeciso
不確定に,自由なテンポで
innig
(独)
心から,熱烈に
innocente
無邪気に
inquieto
落ち着きなく
instante
駆りたてるような,急ぎたった,あせった
intimo
親密な,深い,心の底からの
ironico
皮肉な,反語的な
istesso tempo
→l'istesso tempo
jete
(仏)
→ricochet
kadenz
(独)
→Cadenza
kantabel
(独)
→cantabile
klingend
(独)
実音で.移調楽器を実音で記譜する時に使う
kurxer Vorschlag
(独)
短前打音.→Vorschlag
lacrimoso
涙を流して,嘆いて
lamentabile,lamentoso
嘆くように,悲しげに
lancio,con
躍動して
langer Vorschlag
(独)
長前打音(→Vorschlag)
languend,languente
なげき悲しんで
largamente
幅広く
largando
→allargado
larghetto
やや幅広く,→largoよりやや速く
largo
幅広く,おそく
lebendig
(独)
生々として
lebhaft
(独)
活気をつけて
legatissimo
非常に音をつないで.→legato
legato
レガート.音をつないで.高さの異なる音にスラーを付けて示す
leggiadro
軽く,優雅に
leggierezza,con
軽さをもって
leggiero,leggero,leggieramente
軽やかに,ほのかに.→non legato
legno
→col legno
leicht
(独)
軽く,自由に
lentement,lento
(仏),(伊)
おそく
lestament
速やかに,すばやく
l.H.
(独)
左手
libitum
→ad libitum
licenza,con alcuna
やや自由な奏法で
lieblich
(独)
愛すべき
lietamente
喜びにみちて
lieto
陽気に
lievo
軽く
liscio
滑らかに
l'istesso tempo
同じテンポ.拍子が変わっても同じテンポで.同じ拍時,すなわち同じ音符(たいてい4分音符)時価または同じ小節の長さを要求する
loco
その位置で.(オクターブ転移ののち)再び通常の高さで
loure
(仏)
擦弦楽器の運弓法で,1つ1つの音をやや強調する(→portato)
lo stesso tempo
→l'istesso tempo
lusingando
へつらうように
lustig
(独)
楽しげに
luttuoso
憂わしげに,悲しみにつつまれて
m.
→l'istesso tempo
ma
しかし
ma non troppo
しかしあまり過度でなく
maestoso
堂々と,威厳をもって
main droite,m.d.
(仏)
右手で
main gauche,m.g.
(仏)
左手で
malinconico
メランコリックに,憂欝に
malinconioso,con malinconia
憂うつそうに,ふさぎこんで
mancando,manc.,mancante
減らして(次第に弱くおそく)
manualiter,man.,m.
(羅)
(オルガンを足鍵盤なしに)手鍵盤で弾く
mano destra,m.d.
右手で
mano sinistra,m.s.
左手で
marcato,marcando,marc.
はっきりアクセントを付けて
martele
擦弦楽器の運弓法で、ハンマーで打つように,強く突き離す短い弓使い(→martellato)
martellato,martellando
ハンマーでうつような,強いスタカート(→staccato,→martele)
marziale
(仏)
戦争のように
m.d.
→main droite,→mano destra
medesimo tempo
同じテンポ
meno
より少なく
meno forte
強さを減らして
meno mosso
動きをへらして,速さを落として
meno piano
弱さを減らして,前より少し大きく
mente,alla
即興で
messa di voce,<>
声を膨らませ、しぼめる
mesto
悲しく
mezza voce,m.v.
半分の声で
mezzo,m.
中間,半分
mezzoforte,mf
半分強く(フォルテとピアノの中間)
mezzopiano,mp
半分弱く(ピアノとフォルテの中間)
m.g.
→main gauche
minaccevole,minaccioso
おどすような,さしせまった
misterioso
神秘的な
misura,alla
拍子を厳格に.Senza misura テンポを自由に
misurato
拍子を守って
mit Entschlossen
(独)
厳然と
M.M.
メルツェル・メトロノーム.毎分40〜208打のメモリをもち、テンポを指示する振り子式計時器(1816年メルツェルが発明)
mobile
動いて
moderato,mod.
中庸のテンポで
moll
(独)
短音階,短調
molto
多く,非常に
morbido
柔らかに,優しく
Mordent
(独)
モルデント.下補助音と交代する装飾音(→Verzierung).モルデントが他の装飾音と結合することもある(→Accent,→Triller,→Doppelt-Cadence)
No.35〜36
morendo
絶え入るように,次第に弱くおそく
mormorando,mormoroso
つぶやくように
mosso
活発に
moto,con
動きをもって
mp
→mezzopiano
m.s.
→mano sinistra
muta
管楽器とティンパニで,調子を変えるための指示
mute
(英)
弱音器.→Dampfer
mutig
(独)
勇気ある,勇敢な
m.v.
→mezza Voce
Nachshlag
(独)
後打音.主要音符の後の装飾音で、主要音符の時価に含まれる(→Vorshlag).多くはトリルの最後に現れる
naiv
(独)
無邪気な
Nebenstimme
(独)
副次声部.(近代の)総譜にある指摘.(→Hauptstimme)
nobile
高貴に
nobilmente
品良く,気品をもって
non
〜でない
non legato
レガートとスタカートの中間的なアーティキュレーション.弱音(ピアノ)でのみ可能
non tanto
あまり〜でなく
non troppo
過度でなく
obligato,obligat
,(独)
(バロック時代の)記譜れた楽器声部で、演奏のとき省略できないもの
ondeggiando,ondeggiamente,ondeggiamento,ondule
,(伊),(仏)
波のように,うねるように.札弦楽器のための奏法指示で、(複数の弦上でも)弓を変えずに音を膨らませたりしぼませたりすること.(→Tremolo)
ongarese,all ongarese
ハンガリー風に
opus,op.
作品
ossia
オシア,または.楽譜において選択可能な異形(たいていは簡略系)
ottava,8va,8...
オクターヴ.@all'ottava:記譜よりもオクターヴ高く、または低くAottava alta,ottava sopra:記譜よりもオクターヴ高くBottava bassa,8va.ba.,ottava sotto:記譜よりもオクターヴ低くCcoll'ottava,coll 8va...,c.o.:オクターヴを重ねて.(→Abbreviaturen)
No.37〜38
ouvert
(仏)
弦楽器の開放弦
P
→Pedal
p
→piano
pacato
静かに
parlando,parlante,parlato
語るように.歌で、ほとんど話すように
passionato,pass.
情熱的に
passione,con
情熱をもって
pastoso
柔らかく,甘美に
pastrale
田園風に,牧歌風に
patetico,pathetique
(伊),(仏)
悲壮に
paventoso
内気な,おずおずした
pedal,Ped.,P.
(独),,
ピアノで、右ペダルを踏んで弦の消音装置をはずす(→senza sordino).ペダルを離す記号は*.左ペダルは→Verschiebung
perdendo,perdendosi
消えるように,ますます弱く
pesante
重々しく,どっしりと
piacere,a
気儘に
piacevole
快く
piangendo,piangente,piangevole
泣くように,泣きながら
piano,p
弱く,静かに
pianissimo,pp,pmo.
非常に弱く
pianissimo possibile,ppp
できるだけ弱く
picchettato
→sautille
pieno
全部の. Organo pieno オルガンの全パイプで. a voce piena いっぱいの声で
pietoso
憐れみ深く
pince
(仏)
はじいて.→pizzicato,→Mordent
pique
(仏)
→sautille
piu
より多く
pizzicato,pizz.
ピッツィカート.擦弦楽器のための指示で、弦を指で弾く(反対はcol'→arco)
placido
穏やかに,落ち着いて
plaque
(仏)
和音を同時に鳴らす(反対は→arpeggio)
plein-jeu
(仏)
オルガンの全パイプで
poco
少し
poco a poco,p.a.p.
少しずつ
poggiato
よりかかって
poi
それから,次に
polacca,alla
ポーランド風に
pomposo
荘重に,華美に
ponticello
→sul ponticello
portamento
ポルタメント.弦楽器や歌で音高をすばやくずらすこと
portato
ポルタート.スタカートとレガートの中間のアーティキュレーション.断音ではないが、各音をはっきりと(→loure)
portar la voce
声を運んで.→portamento
port de voix
(仏)
→Vorschlag 2;→portamento
port de voix double
(仏)
→Doppelvorschlag
possibile
できるだけ
pousse,v
(仏)
→Aufstrich,→Bogenfuhrung
Prachtig
(独)
華麗な,立派な
Praller,Pralltriller
,(独)
プラルトリラ.主要音符と上補助音との交代.(それに対し→Mordent)
No.39〜40
precipitando,precipitato,precipitoso
急速に
preciso
決然とした
pregando
祈るように
pressante,pressant
(伊),(仏)
急迫して
prestissimo
非常に速く
presto
速く
primma volta,Ima volta,seconda volta,IIda volta
1回目,2回目(反復のとき)
primo,Imo
第1の.4手ピアノ曲の第1パート
pricipale,princ.
主導的(楽器)声部,独奏パート
Prinzipal
(独)
オルガンの主要ストップ
pronto
すばやい,敏活な,鋭い
pronunziato
きわ立った,はっきりした,断乎たる
punta d'arco,a
弓先で
quasi
〜のように,あたかも
quieto
静かに
raddolcendo
次第に静かに
raddoppiare
重複する,(下)オクターブを加える
raffrenando
抑制して
ralentir
(仏)
→rallentando
rallentando,rallent.,rall.
次第におそく
rapidamente
速く,すばやく
rasch
(独)
急速に
rattenando,rattenuto
抑制して,次第におそく
ravvivando
再び活発に(より速く)
reciando,recitante
となえて,朗誦のような
religioso
宗教的に
replica
反復.Senza replica 反復なしに(たとえばメヌエットでトリオのあと)
retenant
(仏)
ためらって,抑えて
rf,rfz
→rinforzando
r.H.
(独)
右手
ricochet
擦弦楽器の運弓法で、弓を弦の上に飛ばし、2〜6(またはそれ以上)の音を最初の音からスタッカート風につづける(投げ弓)
rigoroso
厳しく,厳密に
rilasciando
ゆるめて,次第におそく弱く
rinforzando,rinforzato,rinf.,rf,rfz
1つの音または和音を突然強く(→forzato,→fortepiano)
ripetizione
繰返し
ripieno,rip.
全部で.全楽器による総奏部分
riposato
休息して
riprendere
取り戻す(前のテンポを)
risoluto
断固として,決然と
ristringendo
引き締めて,次第に速く
ritardando,ritard.,rit.
次第におそく
ritenete
抑制して
ritenuto,rit.
突然おそく
rubato,tempo rubato
奪われた.テンポの自由,厳格な拍子でなく
rusticana,rustico
田舎風に,粗野に,農民風に,牧歌風に
S
→segno
sanft
(独)
軟かな,静かな
saltato
→sautille
sautille
(仏)
跳んだ.擦弦楽器の運弓法で、かすかにバウンドして,弦から跳ねた弓使い(跳ね弓).(→staccato)
scemando
だんだん弱く,→diminuendo
scenando
次第に弱く
scherzando,scherzoso
おどけて,戯れるように
schiettamente,schietto
素朴に,単純に
Schleifer
(独)
シュライファー.2音またはそれ以上の音からなる前打音(→Vorschlag)で、下から(稀には上から)段階的に主要音符に進むもの.たいていは拍頭で、19世紀には拍の前でも奏される
No.41〜45
Schneller
(独)
シュネラー.プラルトリラに似た前打音(→Vorschlag)
No.46
schwach
(独)
弱い,勢のない
schwermutig
(独)
悲哀の
schwungvoll
(独)
活気ある
scintillante
きらめくように,きらきらして
scioltamente
流暢に
sciolto
緩んで,奏法を自由に.アーティキュレーションの指示:ほぼ→non legato
scivolando
滑走して.→glissando
sdegnoso
侮べつした,豪然と
secco
乾いた.→セッコ・レチタティーヴォ
seconda volta,IIda volta
→prima volta
secondo,IIo
第2の.4手ピアノ曲の第2(下)パート(→primo)
segno
反復の最初または最後の記号.Dal segno 記号から.al segno,sin'al segno,fin'al segno 記号まで.→da capo.記号の形には種々ある
segue,seg.
つづく,さらにつづく(たとえば次頁に).音や音型の反復についても.→Abbreviatur
semplice,semplicemente
単純に,素朴に
sempre
常に
sensibile
敏感に
sentito
感じて,感情をこめて,表情豊かに
senza
〜なしに.(例:senza → misura 拍子なしに)
senza → sordino
弱音器なしに,右ペダルを踏んで
sereno
明朗に
serio,serioso
真面目に,荘厳に
serrando
より速やかに,→stringendo
sfoggiando
誇示して,みせかけて
sforzando,sforzato,sf,sfz
突然強く.1つの音や和音についての指示で、強さは常に相対的
sforatissimo,sffz
極度の→sforzato
sforzato piano,sfp
強いアクセントを付け、すぐに弱く
simile
同じように,→segue
singhiozzando
すすり泣くように,むせぶように
sino
…に至るまで(sino al fine など)
sin'al fine,sin'al segno
→segno
sinistra(→mano),colla sinistra,c.s.
左手で
slancio,con
躍動して
slargando
次第に幅広く,次第におそく
slentando
次第におそく
smaniante,smaniato,smanioso
怒り狂って,激情的に
sminuendo
→diminuendo
smorendo
→morendo
smorzando,smorz.
消して,極度におそく弱くなって,死に絶えるように
snello
機敏に
soave,soavemente
甘く,優しく,愛らしく
soffocato
息をつめるように,消すように
sollecitando
加速して,駆り立てられるように
solo
単独で,ソロで.→tutti
sommesso
抑制した,低い
sopra
上.Come sopra:上のように.mano destra (sinistra) sopra:右手(左手)を他の手の上に(両手の交差)
sordino,con sordino,con sord.
弱音器,弱音器を付けて.senza sordino 弱音器なしに
sordo
鈍い,くもった
sospirando
嘆息するように
sospiroso
嘆いて,悲しみに沈んで
sostenendo,sostenuto,sost.
抑えて,控え目なテンポで,前よりややおそく
sotto
下.→sopra
sotto voce,s.v.
「声の下で」,弱い声で.擦弦楽器では→flautando
soupirant
(仏)
→sospirando
sourd
(仏)
弱く,鈍く
spandendo
音量をだんだん豊かにして力強く
spediendo
急いで,速めて
spianato
平たく,釣り合いをとって,素朴に
spiccato,spicc.
「分離して」,→sautille
spiegando
音をだんだん大きくひろがるように
spirante
静かに息つくように,消え入るように
spirito,con
活気をもって
spiritoso
活気をもって
Sprechstimme
(独)
シュプレヒシュティンメ.リズムやリズムと音高が定まっている時の記法
No.47〜48
stabilr,stabilmente
しっかりと,おちついて,断固として
staccatissimo
非常に強いスタッカート.→staccato
staccato,stacc.
スタッカート.突き放して,音をはっきり切り離して.点は普通の(→sautille),くさび型は鋭い(→martellato)
stendendo
弛緩して,次第におそく
stentando,stentanto
苦労して,引きずるように,次第におそく
steso
おそく
stesso
同じ
stinguendo
消えるように,ますます弱く
strascicando,strascinando
引きずるように
stravagante
突飛な,無茶な,幻想的な
strepitoso
騒々しく
stretto
狭く,切迫して
stringendo,string.
圧迫して,急迫して,次第に速く
striscando
かすめて,半音階的に滑って,→glissando
su,sul
〜の上で
suave
甘く
subito
突然,直ちに
suffocato
息をつめて,抑えて
suivez
(仏)
伴奏楽器のための指示で、ソロパートのテンポと強弱に従うこと.→colla parte
sul G
G線上で
sulla tastiera
指板の上で.→flautando
sul ponticello
運弓法で、駒の近くで弾く(倍音の多い鋭い音)
superbo
高慢な,たかぶった
supplichevole
すがるように,哀願するように
sur la touche
(仏)
→sulla tastiera
sussurando
ささやくように
svegliando,svegliato
目覚めて,陽気に
svelto
機敏に,速く,素早く
tacet,tac.
沈黙して.(オーケストラで)あるパートが一時的に休む
talon,an talon
(仏)
弓のナット.ナットのところで弾く
tanto
非常に,〜なだけ
tardamente,tardo
ゆっくり
tardando,tarto
おそくして
tasto solo,T.s.,t.s.
通奏低音の指示で,和音を充填せずに低音だけを弾く
tedesca,alla
ドイツ風に,どいつ舞曲風に
tempestoso
嵐のように
tempo
時間,テンポ.→a tempo
tempo giusto
正しいテンポで
tempo rubato
→rubato
ten.
→tenuto
tenendo
持続して
temeramente
優しく
tenuto,ten.
保って,音を長く持続して.ben tenuto:十分に保って.forte ten.,f. ten.:強さを持続して
timido
はずかしげに,おずおずと
timoroso
おそれて,おずおずと
tire,tirer,tirez
(仏)
下げ弓,→Abstrich
tonante
雷鳴のようにとどろいて,雷のように
tosto
すぐに,急いで.piu tosto:より速く,いっそう.allegro piu tosto andante:アレグロで、しかしアンダンテに近く
tr.
→Triller
tranquillo
静かに
transcinando
引きずるように
trattenuto,tratto
止めて,抑えて
tre
3つの.tre cordo:3つの弦で(ピアノでソフト・ペダルなしに.→Verschiebung)
tremolando,trem.
震えて.トレモロで
tremolo,trem.
トレモロ.すなわち@3度以上隔たった2音の急速な交代(それに対してトリルは2度間隔.→Triller)A弦楽器で急速な同音反復B歌手において同じ高さの急速な強さの変動(それに対して→Vibrato)Cおそいトレモロは→ondeggiandoDおそい強さの変動は→Bebung
@→No.49A→No.50
Triller
(独)
(〔英〕shake;〔仏〕tremblement,trille)トリル.主要音符と長2度または短2度上音の音との急速な交代(→Verzierungen),17/18世紀にはどう意義の種々のトリル記号がある:tr,t,+など.のちには波線付きtrを使用.特に断りのない限り,トリルは掛留音の意味を持つ不協和音な上補助音から始まる,補助音は引き伸ばすこともできる.トリルが下からはしまるときは、それをターンのように記譜する(→Doppelt-Cadence);同様に上からのターンで始まることもある.トリルの速さと長さは、記号がついた音符の長さと曲の性格によって決まる.短いトリルと持続音のトリルを除いて、すべてのトリルは終止音の先取り(先取音)または後打音で終わる.それらは記譜されないことも多い.トリル記号trは、主要音符と上補助音との1回だけの急速な交代を意味することもある(→Praller,→Schneller).J.s.バッハの装飾音表に由来し、そこではAccent und Trillo;Trillo und Modrentと名づけられたものもある.19世紀になるとトリルは次第に掛留音の性格を失い、主要音符の技巧的な色づけとなり,主要音符から始まるようになる(フンメル)それに応じて前打音が記譜されることも多い.トリルが2音に有効なこともある.3度、6度、8度の2重トリルは平行で奏される
No.51〜62
trionfale
凱旋の,祝勝の
trionfanemente
得意げに,狂喜して
tristamente
いたいたしく,ひどく悲しんで
troppo
過度に
T.s.
→tasto solo
tumultuoso
動揺して,激しく,性急に
turco,alla turca,alla turco
トルコ風に
turn
(英)
ターン.→Doppelschlag
tutta la forza,con
全力で
tutte le corde
すべての弦で.→Verschiebung
tutti
総奏.協奏的オーケストラで独奏部分(→solo)の反対
una corda,u.c.
1本の弦で.→Verschiebung
ungherese,all'ungherese
ハンガリー風に
unsono,unis.,all'unisono
ユニゾン.種々の声部や楽器をユニゾンまたはオクターブで奏する(→a due)
un poco
少し
ut sopra
上のように
vacillando
ちらつくように
variamente
異なった風に,いろいろに
variato
変化のある,変奏した
veemente,con veemenza
激しく,情熱的に,興奮して,情熱込めて
velato
覆って,弱く
veloce
速く,素早く
Verschiebung
(独)
ピアノの左ペダル.ハンマーをずらす.半分踏むと2弦が(due corde),全部踏むと1弦が(una corde)打たれる
verso
…の方へ,…に向かって,ほぼ,大体
Verzierungen
(独)
装飾.旋律を飾ること.装飾は歌手と楽器奏者の即興演奏から起こった.ルネサンスとバロック時代に、いくつかの定型がうまれた.当時の分類においては、<任意の>装飾と<本質的>装飾が区別された(クヴァンツ).中世のディミニューションから出た<任意の>(またはイタリア式)装飾は、音程を充填したり音の周りを巡ったりして、演奏者の教養や好みに応じて旋律を非常に変化させる.こうした装飾は記譜されない.一方<本質的>(またはフランス式)装飾は、特定の個所の定型としていわば旋律に被せられ,演奏者によって旋律に織り込まれる.これらも記譜されないことがあったが、たいていは楽譜のなかで特別な記号や付加的な小音符によって示されたそのような装飾にはたとえば以下のものがある.→Accent,→Acciaccatura,→Arpeggio,→Bebung,→Doppelschlag,→Doppelt-Cadence,→Dppelvorschlag(Anschlag),→Nachschlag,→Praller,→Schleifer,→Schneller,→Tremolo,→Triller,→Vibrato,→Vorschlag
vezzoso
優雅な,気品ある
Vibrato
ヴィブラート.特に弦楽器で急速で微小な音高の変動.音符上に波線で示されることもある
vicendevole
動きやすく,変わりやすく,動揺して
vide,vi-de
「見よ」.2つのシラブルは、楽譜のなかで飛び越すべき個所の最初と最後を示す
vigore,con
力強く
vigorosamente
活気のある,生き生きと,精力的な,→con vigore,→vigoroso
vigoroso
力強く
violento
あらあらしい,激しい,狂暴な
vispamente
生き生きと,活発に
vivace
活発に
vivacissimo
非常に活発に
viva voce
清らかな声,澄んだ声
vivente,vivamente
生き生きと,元気に,軽快に
vivo,vivido
生き生きと
voce;colla voce
声,声部,声(声部)とともに.→colla parteともいう.→mezza voce,→sotto voce
voile
(仏)
→velato
volante
急いで
volta
→due volte,→prima volta
volteggiando
両手を交差して
volti subito,v.s.
(楽譜を)急いでめくれ
volubile
変わりやすく,流動的に
volubilmente
流暢に,変り易く
Vorschlag
(独)
前打音.主要音符に先行する装飾音で、たいていは不協和な上または下2度.複数の前打音は→Doppelvorschlag,→Schleifer.前打音は主要音符の拍時に入る場合、つまり拍の前に来るときがある(→Nachschlag).両者は時代によっても変化した.17/18世紀の前打音は拍頭でも拍の前でも弾かれ、18世紀初頭には次第に拍頭の掛留不協和音となり、19世紀初頭にもまだ拍頭だがアクセントがなくその後は拍の前が普通になった@forfallとbackfall(パーセル)A上行と下行の→Accent(J.S.バッハ)またはPort de voix(ラモー)B経過的前打音(クヴァンツ)C長前打音D短前打音.できるだけ短い音価
B→No.63〜67D→No.68〜70
v.s.
→volti subito
vuota
→corda vuota
wehmutig
(独)
悲しい
weich
(独)
柔らかな
weinend
(独)
泣いて
Wirbel
(独)
ティンパニ、太鼓、シンバル、トライアングルなどの打楽器における急速な同音反復.→tremolo
wuchtig
(独)
重い,重々しい
wutend
(独)
暴怒する,激烈な
zartlich
(独)
柔らかな
zelosamente
熱心に,熱狂的に,火のように激しく
zierlich
(独)
優美な
zingarese,alla
ジプシー風に
zufallig
(独)
偶然の