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病名別解説
パニック障害


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パニック障害について


パニック障害は、息苦しくなって、心臓が速く打ち、胸が痛くなるどの症状が急に出てきます。汗が激しくでたり、からだがふるえたりすることもあります。症状は心臓発作に似ているので、死ぬのではないかと心配することが多く、不安が不安を呼んでいてもたってもいられなくなります。このため救急車で病院にかかることが多いものです。病院では心電図などの検査をしますが結果は何の異常もない。これが典型的なパニック発作です。もともと人間の正常な反応が急にあらわれたものですから、危険はまったくありません。その様なときに漢方で副作用の無い良い処方があります。





パニック障害

香蘇散(こうそさん)
半夏厚朴湯 (はんげこうぼくとう)
四逆散(しぎゃくさん)
桂枝湯(けいしとう)

@香蘇散「解説」(和剤局方)
この処方は、気鬱に用いる漢方薬である、心胸間の鬱気を分け開くと云う意味を持って名付けられた、
漢方医学書『和剤局方』に次のように記述されています。
「気の鬱するの、心遣いするの、退屈するの、肝積起こすの、思案するのといって、心は一処に凝るものぞ、その凝り聚るのを、さらりと捌きをつけて、引き分けてしまうのが、此の処方なり」と有ります。

◆具体的には、
不安感、疲労感、手が震える、頭痛、肩こり、歩くとフラッとなる
(回転性のめまい)、動悸、気分がいたたまれなくなる、のどのつかえ感、咳、異物感など、不定愁訴が多彩にわたって出現する者に良い処方です。

香蘇散加減:[構成]
桂枝(けいし):芍薬(しゃくやく):木通(もくつう):半夏(はんげ):甘草(かんぞう):大棗(たいそう):生姜(しょうきょう):灯心草(とうしんそう):桑白皮(そうはくひ):大腹皮(だいふくひ):羌活(きょうかつ):茯苓(ぶくりょう):蘇葉(そよう):青皮(せいひ):香附子(こうぶし):厚朴(こうぼく):枳実(きじゅつ):柴胡(さいこ):木香(もっこう):
◆考察
漢方薬に気剤と云う処方が多々ありますが、それらは非常に芳香性にて香りが良く、味もおいしいです。此の処方の香り、味を心地よく感じられている患者さんが多くおられます、味臭いが良いと感じるのは、漢方薬が合っていると云う証拠です、暫く、同方を服用する事によって、波はあるが症状は改善します。

漢方薬のご相談は、下記の問診表にてお受け致します。

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<参考になる処方>

 ●香蘇散 ●半夏厚朴湯 ●四逆散 
●分消湯 ●柴胡加竜骨牡蠣湯


・・・・上記の処方は、選択しえる参考漢方処方です。・・・・

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