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◆ パニック障害
香蘇散(こうそさん)
半夏厚朴湯 (はんげこうぼくとう)
四逆散(しぎゃくさん)
桂枝湯(けいしとう)
@香蘇散:「解説」(和剤局方)
この処方は、気鬱に用いる漢方薬である、心胸間の鬱気を分け開くと云う意味を持って名付けられた、 漢方医学書『和剤局方』に次のように記述されています。
「気の鬱するの、心遣いするの、退屈するの、肝積起こすの、思案するのといって、心は一処に凝るものぞ、その凝り聚るのを、さらりと捌きをつけて、引き分けてしまうのが、此の処方なり」と有ります。
◆具体的には、
不安感、疲労感、手が震える、頭痛、肩こり、歩くとフラッとなる、
(回転性のめまい)、動悸、気分がいたたまれなくなる、のどのつかえ感、咳、異物感など、不定愁訴が多彩にわたって出現する者に良い処方です。
香蘇散加減:[構成]
桂枝(けいし):芍薬(しゃくやく):木通(もくつう):半夏(はんげ):甘草(かんぞう):大棗(たいそう):生姜(しょうきょう):灯心草(とうしんそう):桑白皮(そうはくひ):大腹皮(だいふくひ):羌活(きょうかつ):茯苓(ぶくりょう):蘇葉(そよう):青皮(せいひ):香附子(こうぶし):厚朴(こうぼく):枳実(きじゅつ):柴胡(さいこ):木香(もっこう): |
◆考察
漢方薬に気剤と云う処方が多々ありますが、それらは非常に芳香性にて香りが良く、味もおいしいです。此の処方の香り、味を心地よく感じられている患者さんが多くおられます、味臭いが良いと感じるのは、漢方薬が合っていると云う証拠です、暫く、同方を服用する事によって、波はあるが症状は改善します。 |
☆漢方薬のご相談は、下記の問診表にてお受け致します。
<参考になる処方>
●香蘇散 ●半夏厚朴湯 ●四逆散
●分消湯 ●柴胡加竜骨牡蠣湯
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