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病名別解説
脳血管障害の後遺症
脳梗塞・脳卒中
顔面神経麻痺



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脳血管障害・脳梗塞・脳卒中について

脳の循環が急激に障害されることによって意識障害と神経系の脱落症状すなわち代表的には運動障害,言語障害などが起こることを脳卒中という.原因によって,脳出血,脳血栓,脳塞栓,一過性脳虚血発作,高血圧性脳症などに分類される.次のような処方が応用される.





脳血管障害・脳梗塞脳卒中

小続命湯(しょうぞくめいとう)
補陽還五湯
(ほようかんjごとう)


@小続命湯:[解説](千金要方)
備急千金要方に記載されている処方にて、卒中風(脳卒中)死せんと欲し、身体緩急し、口目不正、舌強ばり語るあたわず、奄々忽々(えんえんこつこつ)神情悶乱するを治す、諸風これを服して皆験あり。人をして虚せざらしむ。と有り脳血管障害の後遺症に用いる。

小続命湯「構成」
附子(ぶし):防風(ぼうふう):芍薬(しゃくやく):防己(ぼうい):杏仁(きょうにん):人参(にんじん):川窮(せんきゅう):麻黄(まおう):黄ゴン(おおごん):甘草(かんぞう): 桂枝(けいし):生姜(しょうきょう):



A補陽還五湯:[解説](医林改錯)
医林改錯に記載されている処方にて、半身不随、口眼歪斜、言語蹇渋(けんじゅう)、口角流涎、大便乾燥、小便頻数、遺尿失禁するを治すと有り本方は脳血栓こうありとて、香港の陳太義氏が「漢方の臨床」に寄稿した処方にて脳血管障害の後遺症に用いる。

補陽還五湯「構成」
黄耆(おおぎ):当帰(とうき):芍薬(しゃくやく):川窮(せんきゅう):桃仁(とうにん):紅花(こうか):地竜(じりゅう):



高貴薬動物生薬の応用 
<麝香・牛黄
の漢方製剤の応用>
◆NHKの地球に乾杯のチベット医療のなかで、脳梗塞を起こした患者さんが,麝香の入浴剤で治療しているのが放映されました。
貴重な生薬ですから日本ではそのような使い方は出来ませんが、神経が麻痺した病気に対して応用されています、先人の「経絡の塞がりを開き」は、麻痺した者の応用と思います。

漢方薬のご相談は、下記の問診表にてお受け致します。

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応用される処方名

●続命湯 ●三黄瀉心湯 ●黄連解毒湯 
●柴胡加竜骨牡蠣湯 ●抑肝散 ●小続命湯 
●鳥薬順気散 ●桂枝加苓朮附湯 ●釣藤散
●補陽還五湯 ●牛黄清心丸 


・・・・上記の処方は、選択しえる参考漢方処方です・・・



顔面神経麻痺

顔面の左または右半分に麻痺がくるもので麻痺した側の前額部はしわがなくなり, また表情筋がおかされるので,特有の顔貌となる.眼は充分に閉じることができなくなり ,食事のとき,口から食物がこぼれることもある.ときには言葉がもつれたり,物の味が 判らなくなったり,耳が聞こえなくなったりすることもある.





参考になる処方名

●葛根湯加朮附湯 ●桂枝加苓朮附湯 
●黄耆桂枝五物湯 ●続命湯 ●小続命湯

・・・・上記の処方は、選択しえる参考漢方処方です・・・



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